メーカー技術者の頭の中

メーカー技術者mが日々考えていることを綴ります

結論から話しているのに、相手に伝わらない時は

自分なりに整理して、簡潔に、結論から話しているにもかかわらず、相手に伝わらないということはありませんか?

私はありました。非常に頭の良い上司への報告の際に。。

そのような時は、話す内容が、相手が理解できるストーリーとして成り立っているかを考えてみては如何でしょうか?「おはなし」となっているかどうかです。

 

しばしばビジネスルールとして言われる、忙しいビジネスパーソンには、簡潔に、結論から話しなさいというルールは、確かに重要です。しかし、このルールにこだわり過ぎると、個々の簡潔な報告内容が短い文章で、バラバラと存在し、それらの間の繋がりが見えなくなってしまいます。個々の報告内容と結論との間が見えなくなると、他者に理解して頂くのには時間がかかってしまうという訳です。

よって、個々の報告内容と結論との繋がりをはっきりと示すことが重要ですが、これがストーリーを立てること、相手が理解できる「おはなし」を作ることだと私は考えています。短いいくつかの文章よりも、おはなしの方が理解しやすく、自然と心に残りますよね。

また、それができれば、話すべき内容も自然と定まってきて、必要以上に、簡潔さや結論を先に話すことに拘らずに済むのではないでしょうか。ストーリーを立てることは、話し手を楽にする方法でもあると思います。