メーカー技術者の頭の中

メーカー技術者mが日々考えていることを綴ります

目的を意識すること

目的意識を持つことが重要とは、あらゆる場面で語られています。

私自身も新入社員の研修の時から、「上司から仕事を振られた際には目的を確認しましょう」と教えられ、確かにそうだろうなぁと思いつつ、日常業務でこれをしている方はどのくらいいるのかなと、目的意識はいつしか頭の隅での意識に留まっていました。

ただ、最近、比較的一人で業務をこなすことが増えたためか、目的を意識することには、大きなメリットがあると気付きました。

 

目的を意識する、目的ありきで行動することのメリット、それは、決断を楽にすることだと思います。

何かを考えて決める必要があるときに、考える時間や、割く労力を減らせるということです。

 

仕事をする上では、最終的な目標に向けて、大なり小なり、何らかの決断を限られた時間内に行う必要があります。

決断しないと次の作業に移れず、目標達成に近づけないという場合(大抵はそういう場合が多いと思います)、決断できずに迷っている時間は、何も作業ができず無駄になるので、できるだけ減らしたいところです。

そんな中で、決断にかかる時間をどうすれば減らせるのか。それは、目的を意識・明確にしておき、迷ったら目的に照らし合わせて判断することだと思います。

決断に時間がかかる場合の多くは、何を根拠・基準とすれば良いのか分からず、0から考えなければいけない場合が多いと思います。そこで、目的を根拠に決断できれば、決断にかかる時間は減らせるという訳です。

 

文字で書くと、このメリットがどれほどか、想像しづらいかもしれませんが、考えることは、思ったよりも、時間がかかり、また、労力もかかることなのです。限られた時間で何かをしないといけない中では、目的を意識し、それを根拠に決断できる、このメリットは大きいです。

 

なお、ここでいう目的とは、表面的・短期的目的でも良いですが、中長期的・本質的な目的であればあるほど良いです。中長期的・本質的な目的とは、最終的な目標・ありたい姿であるはずなので、目的を意識し、目的に沿って進めることができれば、無駄な仕事をせずに、目標に到達できるのではないでしょうか。

 

迷ったら立ち戻るべき場所とは、目的であり、

いつでも立ち戻れるようにするためには、目的を明確にし、常に意識することを続けていきたいと思います。