数年以上前に読んだ、出口治明さんの本を再読しました。
「働き方」の教科書、本物の思考力、本の「使い方」の3冊です。
読んだ当時は社会人3年目で、仕事に少しずつ慣れてきつつも、今一つ成長が足りない、力不足だと感じることも多く、「仕事を上手く推進すること」に関するスキルをどう学ぼうかと思っていたところでした。そのようなスキルは、メーカー研究員という専門色の強い職であるが故に、会社で教育を受けることがあまりなく、そのような中で学びのきっかけだと気付いたのが「本を読むこと」でした。特に、出口さんの本には、当時の私がそういう視点もあるのか、働く上で大事なのだろうなと感じることが多く詰まっていました。「数字・ファクト・ロジック」「人生は人・本・旅から学ぶ」「人間は皆チョボチョボ」といった、出口さんが様々なご著書で仰っているお言葉は、今の自分の仕事や人生に向き合う上での一つの考え・視点となっています。
一方で、社会人10年目も後半に突入した今再読しておっと感じたのは、人の成長や、問題を解決する上でのスタンスでした。
・人の成長は、当の本人に資質や適性があり、かつ、それを開花させられたか否か。部下は上司が思うようには育たない。
・複雑な問題を解決するときや、重要な課題を決断するときは、物事を丁寧に分析して要点を絞り、シンプルに本質を捉えるべき。
・親が子どもに教えるべきことの第一は、「人間は顔かたちもみんな違うのだから、考え方も違って当然だ」というファクト。
特に、気づきが大きかったのは一点目です。
自分自身の才能や資質に気づき、それらを大切に育み開花させることーこれは今の自分には非常に重要ですね。自分の強みが何なのか、自分を様々な視点から見直す必要があるなと感じる一方で、自分の中に一つ光るものを見つけて最大限に活用できれば良いということでもあると思うので(幼い頃から才能を開花させるスポーツ選手や芸術家たちは、後者が直感的にできるのでしょう…まさに天才ということですね)。
また、人の成長について、最近、他の方と話していて感じましたが、人が真の意味で成長するのは、自分の意志で何かに取り組むときであって、他人がどうこう言ったときではないのだろうなということです。勿論、きっかけが他人の発言や行動である場合はあると思いますが、あくまで自分の意志、つまり、自らが意を決してやろうと思うことが大事だなと、自分自身を振り返っても、他の方の経験談を聞いていても感じます。
そう思うと、教育という点では、上司が部下にとやかく言うよりも、部下が勝手に成長する仕組みを作ること、つまり、自然と取り組むべきことに取り組めるように、仕事の本質的な意味を伝えたり、取り組む上での武器を与えたり、仕組みや環境を整えたりすることなのかなと思ったりします(まだまだ私は1プレイヤーでありマネージャーではないので、生意気ですね。。苦笑)
特に、過去の体験がその後の行動の原動力になる、という場合は結構多いのかもしれません。仕事を選ぶときにも、ふとしたきっかけで小さい頃の夢を思い出し、それが叶えられそうな仕事を選ぶという場合は、私が思っていた以上に多いのかもしれないなと。
一言で言えば、夢が行動の原動力になるということです。その視点で自分自身を振り返ると、10年ほど前に、海外旅行へ行くため、関西空港に初めて足を運んだときに感じたことが思い出されました。青空の下、滑走路で待機する飛行機を見て、ふと、アメリカのような広大な土地に向けて飛び立ち、そこで仕事をしたい、そんなことを思ったのでした。それ以前にも、他の空港から海外旅行に行ったことはあったものの、そのような気持ちになったことはなく、不思議な体験でした。
私自身は海外旅行にこそ度々行くものの、仕事で海外へ行ったことはまだなく、仕事でグローバル畑にいる訳でもありませんが、いつか叶えたい夢、ひょっとしたら叶う夢と思っておきたいと思います。



