今年最後の投稿は、はてなブログさんのお題に乗っかって、「仕事の思い出」について書いておきたいと思います。
思い出というほど、華々しかったり、ノスタルジックであったりはせず、泥臭い記録ですが、自分自身の振り返り用に。気づいたら今年1番の長文となってしまいました。自分向けです。
新しい環境に慣れてきたらと思ったら仕事のフェーズが変化し始めた
ちょうど一年前を振り返ると、新しい環境に来て半年。社会人を10年ほど続けており、働くという点では全く違和感はなかったものの、何をやるにも、まずは今の職場と仕事を知り、その組織特有のあれやこれやを知ってから取り組むことが大事ということで、先人の敷いたレールに乗って学びながら仕事をする状態でした。その後、新年度になり本格稼働。いちプレイヤーとして、同僚や上司の力もお借りしつつ、若干のプロジェクトマネジメント要素もありながら、数ヶ月で何とか仕事に慣れつつも、求められる仕事の量がそれなりに多かったこともあり、目の前の仕事をこなすのに精一杯でした。
そんな中で今年後半になると、日々求められていることが、いちプレイヤーとしてのアウトプットではなく、いちプレイングマネージャーとしてのアウトプットに変わってきました。今まであまり経験のなかった後輩指導もしたりと、少し慣れたと思ったら、すぐに新たな仕事が割り当てられて、決して現状に満足することなく、新しいことに取り組むことを求めららる、、まぁ、仕事なんてそんなものだと達観しつつも、取り組む時は必死ですね、どんな場所、どんな時であれ。ただ、これまでと違うのは、より高い成果を出すためには、仕事に追われる状態を自ら脱しないといけないということと、そのためにこれまでとは違った視点を身につけないといけないことです。違った視点とは何か、まだ答えは出ていませんが、少なくとも、上司も同僚も自らの意思で使うことは、確実に求められていますね。また、どんな仕事であれ、本質を捉えて進める必要がありますが、それは目の前の仕事から離れる時間を意識して作らないと掴めないものだと思っています。。
そういった状況に直面する中で、これまで本当に実戦で役立つのか半信半疑だった、MBAで学んだ知識が遂に日の目を見始めました。特に、組織やリーダーシップに関すること。学んだ通りの状況に直面することもあれば、全く同じ状況ではなくとも、状況を抽象化して考え、その状況に対する取り組みを体系化して説明し、上司や周囲の理解を得ようとすることを、特に抵抗なく行えるのは、MBAでそのような思考法の訓練をしたからだなと感じています。
知識をつけて実践することの繰り返しが大事
ということで、やはり勉強して知識を身につけておくことは大事、特に、すぐに役立つかは分からずとも、少しでも関連のありそうなことについては興味を持って学ぶことを心掛けることは、5年後、10年後の仕事を楽にする意味でも必要だと思いました。一方、勉強が大事だと感じた理由はもう1つ、生成AIです。今年は日常生活は勿論、仕事の上でも本格的に生成AIを活用し始めて、日々進化するAIを使いこなせるようにならないといけないですし、また、この調子だと自身の業務も今後数年でがらっと変わりそうな気がするので、それに対してどうするかを考えねばと思いました。
よく言われることですが、定型的な作業は減って、人は取り組みの方向性を決め、具体的な作業はAIにさせた上で、出来不出来をチェックし、実行に向けて対人的な調整をする、そんな業務設計になるのでしょう。知識よりも着想とコミュニケーションが重要となるのかもしれません。
とは言え、先に書いたような、思考法を身につけるという点では、人も知識を持って理論を理解した上で、実戦で確認するという経験が必要だとは思っているので、まだまだ軟弱な専門性を骨太にしていきたいと思います。状況が変わっても判断に迷わずに済むように。

強化すべき最重要課題はストーリーの構築スキル
ところで、ブログやSNSでも度々書いてきましたが、自分はストーリーの構築が絶望的に下手です(泣)。元技術者として、順を追って論理的に話して理解を得ようとすることを是とする潜在意識が消えないためでしょう。一応、企業勤めである以上、ビジネスの場では0から100まで話すのではなく、必要な部分を簡潔に話す意識を持つことが大事だと思い実践してきたつもりでしたが、偉い人に報告する時はそれだけでは足りなくて、相手が理解しやすいストーリーを構築することが大事、なお、同じ報告でも相手次第で最適なストーリーは変わるものだ…言うは易しですが、思考の仕方を根本的に変えないと改善できない、今年それを強く感じました。ただ、幸にして、コンサル業界の方々の書かれた本には、そのような思考の仕方や仕事の仕方がしっかりと書かれていたりもするので、それを自身の業務にも取り入れて実践することで、ストーリーの構築スキルを磨いていきたいと思います。
特に、ストーリーの構築を強化すべき領域は2つ。
1つ目は事業戦略。果たして、顧客に必要とされるものとは何なのか、どうすればそれを把握できるのか。良いものを作っても売れないと言われて久しいですが、自分自身も答えの出ない、至上命題だなと改めて感じるこの頃です。技術を生業とする場合、より難しい気がします。
例えば、2年前に読んだマッキンゼーのレポートに、化学業界について、高付加価値商品にポートフォリオを転換していくことで競争優位を確保する旨が書かれています。
https://www.mckinsey.com/jp/~/media/mckinsey/locations/asia/japan/our%2520insights/the%2520future%2520of%2520chemicals%2520in%2520japan%2520shifting%2520toward%2520global%2520specialties/japan-chemicals-industry-article_v2_jp2.pdf
それはその通りだと思うものの、それだけでは上手くいかないのだろうなと思っています。ではどうすれば良いのか。何らかの仮説を立てた上で、それを補強するためにorそもそも仮説を立てる上で、何故これまで成功してきたのか、社内外のどちらの要因なのか、社内ならいち早く研究開発に成功したからなのか、そうであれば、資金が豊富だったからなのか、最低限の意思決定プロセスでスピーディーに開発可能な組織構造だったからなのか、また、社外ならいち早く顧客を捕まえ事業化できたからなのか、競合の少ない領域だったのかなど、複数の要因に分類した上で関連し合うものを上手く統合して、何が一番重要で、いつ、どの順に進めたから上手くいったのかを流れるように説明する必要があるのでしょう。この中では「何」に気を取られがちですが、それよりも「いつ、どの順に」が大事で、そこに目を向ければ自然とストーリーは作れるのではないか、今はそう考えています。実際に、スタートアップの成功要因について、タイミング、チーム/執行、着想、ビジネスモデル、資金の5つがある中で、タイミングが最も大事とのお話もあり、やはり時間軸に関することは大事ですね。
youtu.be
これも言うは易しですが…実践あるのみ。。
そして、2つ目は知財実務。知財1件1件と、知財網と、それぞれにストーリーが必要です。
前者については、例えば、特許の場合、狙った通りに広い範囲で権利化するには、課題の解決手段がどのようなメカニズムで効果を発現し課題を解決できるのか、後付けの理由や数字遊びではなく、論理的な説明が必要です。特に、手段のこういう部分がこういうメカニズムで効果が発現する、また別の部分はこういうメカニズムで効果が発現する…と段階的に示し、そのため課題の解決に繋がると、工夫をした結果思いもよらない結果となったことを説明するということは、すなわちストーリーを作るということでしょう。
また、後者については、そもそも知財網を構築する目的は何なのか、知財網を構築して何をどうしたいのか、よく言われるように、競合他社に対する事業での優位性の構築、と言ってしまえばそれまでですが、具体的にどのような状況を作り出したいのか、そのためにどのような知財網が必要なのか、そういった点を具体的に示し、いつ誰が何をするかの実行プランを作り説明する、これも一つのストーリーな訳です。
この辺りの細かい話をし始めると、一般論としても、以下のような議論も出てくる訳ですが、これを個別事象に当てはめないといけないですね。
・良い知財とは?良い知財網とは?
・何をどこまで盛り込んで1件の知財とするか?1つの知財網とするか?それらを構成する要素をMECEにしつつ相互の関係性をどう創るのか?
今年は下記のような本も読みながら、自分の担当業務に合わせて継続して勉強必要です。事業と法律と両方の視点を持たねばですね。。
とは言え、一人の人が一度に考えるだけで到達できるところには限界があるので、時間や場所を変えて考えたり、他人と議論してすることは大事ですね。
良いアイデアはどこで生まれるかについての動画もありますね。
www.youtube.com
そんなこんなで、書き始めたら予定以上の長文になってしまいました。最後に今年新たに感じたことをもう1つ。現在、自分自身が最も表れるのは仕事であり、趣味その他仕事以外の時間ではないようです。日記を書きながら自己の内省をしていると、その大半が仕事をきっかけに考えたものでたるためです。
私自身は働いて働いて働いて…のタイプでは全くなく、仕事は仕事の時だけに考えて余暇はその他のことに時間を割くべき、という思想の持ち主ですし、現に余暇は武道の稽古をしたり、家族と旅行に行ったりと、仕事以外の時間を満喫している方だと思います。実際に今年は趣味に関する記事も書きました。
melti201220.hatenablog.com
melti201220.hatenablog.com
melti201220.hatenablog.com
が、現状、趣味と仕事をかなり関連づけて考え、学びを得ようとしていたり、意識せずとも、余暇の時間は仕事での生産性を上げるための気分転換になっていたりしますね…!!
ただ、色々なことに取り組むのは楽しいものの、体力の低下しつつある昨今、健康には気をつけねばです。。
気づけば今年は毎月どこかしらに遠出していまして、何故だろう?出張が少ない仕事のためかな…?
1月石川、2月京都、3月福島、4月高知、5月沖縄と台湾、6月山形、7月福島、8月大阪と京都、9月なし、10月マレーシア、11月青森と宮城、12月大阪と京都…こんな忙しくするはずはなかった\(^o^)/
とは言え、時間も体力も有限なので、やりたいことと合わせて、やらないことを決めること、来年はこれを徹底していきたいと思います!
【お題はこちら】
2025年はどんな1年でしたか?「仕事の思い出」を振り返って、Amazonギフトカードをゲット!
良かったことも、悪かったことも、全部ひっくるめてブログ&SNSでシェアしてください!