メーカー技術者の頭の中

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万年筆のすすめ その2

その1に引き続き、この記事では、おすすめの万年筆を紹介します。お値段・取扱店舗・取扱の楽さという点で、5本厳選してみました。

 

1. プレピー(プラチナ万年筆)

まず初めにおすすめです。特に、万年筆に興味はあるけれど、どうなんだろうと、迷われている方に。

数百円と安価でありながら、ボールペンとは違う、万年筆としての滑らかな書き味をしっかりと味わえます。

更に、蓋さえしっかり閉めておけば、ペン先が乾きづらく、管理が楽です。万年筆はペン先のインクの固着を防ぐため、本来は毎日書くのが良いとされていますが、毎日書かずとも、1ヶ月ぶりに書く場合でも、全く乾く気配はないです!(私調べ)

ボディやインクのカラーも複数種類あるので、複数本買って使い分けたり、また、別売りのコンバーターを使えば、様々なボトルインクを試すこともできます。

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2. LAMY Safari (LAMY)

次におすすめなのが、LAMYのSafariです。ドイツのメーカーとだけあって、デザイン性と使いやすさが上手く両立した万年筆です。グリップ部分が三角形の形状で持ちやすく、万年筆に適した角度にペン先を傾けて書くことができます。お値段は数千円前後と、万年筆の中では手に取りやすく、また、毎年、その年の限定色が販売されるため、カラーが豊富で、また質感もツヤのあるもの、マットなものとあるので、自分の気に入った一本を選ぶのがおすすめです。

LAMY safari / ラミーサファリlamy.jp

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3. センチュリー#3376(プラチナ万年筆)

その次におすすめなのが、プラチナ万年筆のセンチュリー#3376です。こちらは前の二本とは異なり、ペン先が金(14金)ということで、お値段は一万円台となります。しかし、金のペン先は、スチールのペン先にはない柔らかさがあり、とても滑らかに文字を書くことができます。一度味わうと離れられなくなる、これぞ万年筆という書き味です。また、センチュリー#3376が良いのはニブが大きいため、ペン先が柔らかくともふにゃふにゃすることなく、安定して文字を書き続けられることです。

私自身は、初めて自分で購入した、ペン先が金の万年筆がセンチュリー#3376でしたが、スチールのペン先との違いに感動したことをよく覚えています。

センチュリー#3376は、文具店の店頭にて、試筆できる場合も多いので、興味を持たれた皆様、是非試筆してみて下さい。

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4. キャップレスデシモ(PILOT)

上の三本に加えて、便利さという点でおすすめなのが、PILOTのノック式万年筆「キャップレスデシモ」です。ノックするとペン先が出てきて、文字を書くことができ、書き終わったらもう一度ノックしてペン先をしまうことができるので、通常の万年筆とは異なり、キャップの開け閉めが不要で、とても使いやすい万年筆です。ノック式のボールペンを使うのと同じ感覚で、気になったことをすぐに書き留められます。既に万年筆が好きで、忙しい仕事中であっても、万年筆を使いたいという方におすすめです。ペン先は金なので、ノック式であっても、良い書き味です。

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5. プロフィット21(セーラー万年筆)

上の四本に加えて、更にペン先にこだわりたい方におすすめです。ペン先が21金で非常に柔らかく、しなります。すると、滑らかな書き味というのは勿論ですが、習字のような感覚で、丁寧に、綺麗に文字を書けた気になる、というのがプロフィット21の魅力です。また、セーラー万年筆さんのロゴである、錨のマークがニブに彫られていたり、キャップの天冠部分に印字されていたりするのも、セーラー万年筆さん独自でかっこいいなと思っています。

sailor.co.jp

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万年筆に興味を持たれている方々のご参考になりましたら幸いです。