スタートアップと同じように、自分のキャリアを舵取りすること、
学生時代、経営学の考え方は、会社経営だけでなく、自分自身の仕事・キャリアを考える上でも役立つのではないかと感じ、経営学に興味を持った私としては、大いに頷ける内容でした。
他の人にはない、自分の強みを見つけ、育み、それを核にキャリアのポートフォリオを構築できたらなと思いました。
□内容
VUCAの現代社会においては、個人の人生(キャリア)は、成長著しいスタートアップの事業と同じように、戦略的に構築していく必要がある。その方法について、LinkedInの共同創業者である著者が執筆したのが本書である。
□私自身が心に留めて、行動に移したいもの
・自分のキャリアをスタートアップと同じように舵取りする
・自分の資産、大志、市場環境の歯車を組み合わせ、競争上の強みを身につける
言い換え:自分の資産=得意なこと、大志=理念、市場環境=市場のニーズ
・仕事の方向性を決めるときに最も重要なものは自分の強みである
・競争上の強みを培えるような、より小さな分野を見つけ、他人があまり選ばない隙間分野のスキルのエキスパートになる
・スキルを身に着ける上では、初級や上級のスキルに投資する
・人生戦略においては、主軸となるアイデアをしっかりと固めておく・本当の自分は行動や経験を通して生まれてくる
・短期のリスクが却って長期のリスクを小さくする
□その他感じたこと
現時点での自分自身の資産、大志、市場環境を書いておきたいと思います。
・資産
メーカー研究員としての経験(基礎研究から事業立ち上げ手前まで一通り経験)
・大志
新しいモノを生み出すこと、または、
新しいモノがどんどん生まれる世の中を作ること
・市場環境
新規事業を立ち上げる上で、経営・ビジネスの視点を持った研究員・技術者が必要
また、そのような人材を育成できる人材も必要
技術×経営の交わる分野でもある知財や、新しいモノを生み出せる環境・組織を作るための人材教育という分野は、今後、関連するスキルを身につけたいなと思いました。
「他の人があまり興味を持たない狭い分野のスペシャリスト」を念頭に置いて、色々な可能性を模索していきたいです。