本を読んだり、仕事をしたりしていると、
物事を俯瞰してとらえることが大切だとよく言われます。似たような意味合いで、包括的にとらえることが大切だとも、よく言われますね。
仕事の上では、今集中して取り組んでいる案件だけを考えるのではなくて、
他の似たような案件も合わせて、自分自身の携わる業務全体、自分の属する部署の手がける業務全体、ひいては、事業全体の視点を持って、その案件を考える、ということではないかと思います。経営者的な視点です。
とは言え、一般社員/研究員のうちから、俯瞰的なとらえ方をすることは、なかなか難しいことでもあります。
一体どうすればそのようなとらえ方ができるのか。
私が思うのは、試しに、今取り組んでいる案件が空間・時間を変えた時にどうなるかを考えてみることです。
・違う場所でそれが行われていたらどうなるか
違う部署だったら、違う会社/研究機関だったら…
・担当者が変わったらどうなるか
上司だったら、同僚だったら、部下だったら…
・違う時間にそれが行われていたらどうなるか
1年後だったら、5年後だったら、10年後だったら…
つまり、四次元の座標軸をもって、その案件をとらえることが俯瞰的にとらえることの一助になるのではないでしょうか。
私自身もまだまだできていない、俯瞰的なとらえ方。四次元の座標軸という着眼点と合わせて、目の前のことで精一杯になりたくなる気持ちを抑えて、視野を広く持ち、心に余裕を持つことも心掛けていきたいものです。