メーカー技術者の頭の中

メーカー技術者mが日々考えていることを綴ります

新しい発想が湧いてこないときは

考えても考えても発想が湧いてこないとき、新しい発想を湧き出させるには、どうすれば良いでしょうか?

そんなときは、別の視点·角度からそのことを眺めてみると、良いかもしれません。
煮詰まってしまったということは、今の自分の考え方とは異なる考え方を取り入れる必要があるのでしょう。

そのためにはどうすれば良いか。
例えば、次の3つの方法があると思います。


1. 他の人に相談し、一緒に考える
人は一人一人違うので、自分とは異なる視点を持ち、異なる考え方をしている可能性が高いです。
恥ずかしがらずに、周囲の人に助けを求めることも大事です。


2. 別の分野の考え方·知見を取り入れる
自分自身の中から、目新しい考え方、発想が沸いてこなくとも、別の分野に既にある考え方を取り入れてくるだけでも、随分新しい発想ができるはずです。

例えば、
·化学の分野の研究開発で困っている時に、物理の分野の考え方を取り入れたり、はたまた美術の分野の考え方を取り入れたりする
·仕事でチーム運営について悩んでいる時に、家庭、趣味の活動、学生さんの部活動などの運営方法を参考にする

これをできるようになるには、日頃から様々な物事に興味を持ち、幅広く活動することが大事です。
自分の仕事や専門分野とは違うことに1つか2つ取り組むことは、気分転換にもなりますね。


3. 時、場所を変えて考える
一旦そのことから離れて、時間をおき、場所を変えて、考え直してみることです。
オフィスで考えていたことを、自宅のお風呂で考えたり、休暇中の旅先で考えたりすることです。

時や場所を変えることは、思った以上に有効です。
旅に出たら、考え方が変わって前向きになれたり、仕事で困っていたことへの解決策がボーッと湯船に浸かっている間に突然浮かんできたり、皆さんもご経験があるのではないでしょうか。

何か別のことをしながらも、潜在意識の中には、その考えている対象がある、こんな状況なのでしょう。


また、1-3に付け加えたいのは、考える時間はできるだけ短くし、その分、何度か間を開けて、繰り返し考えることです。
人の集中力、特に、新しいことを思い浮かべられる時間というのは、そう長くはないはずです。
一度に考える時間は短時間でも、回数を重ねれば、結構な時間になります。


以上、発想が沸いて来ない時には、他の人と相談したり、違う分野を見たり、場所や時を変えたりしては如何でしょうか。
また、考える時間は短く、繰り返し考えるようにしては如何でしょうか。


私としては、新しい発想が必要なときは、思い切って、1週間の海外旅行に行き、毎日10分だけそのことを考えたいです。
また旅に出られる日が来ますように。