大手メーカー研究員7年目の私が思う、学生時代に身につけておきたかったことを書いていきます。
特に、メーカー研究員を目指す方にとって、これらを身に付けながら、研究生活を送っていたら、学生の時も、メーカーに勤めてからも、もっと充実した研究生活をを送れるはず、と、私が思うものです!
1. 結論を出し、次に何をするかを考える癖
実験をしたら、結果がどうであれ、自分なりに結論を出し、次に何をするかを考える癖をつけましょう。
そして、先輩や先生と相談し、研究を進めていきましょう。
自分なりに考え、結論を出せることは、メーカー研究員としても大事です。そして、その上で、上司や同僚と相談しながら、皆で協力して、研究開発を進めていくのがあるべき姿だと思います。
ただ、自分なりに考える癖は、注意しないとつかないので、学生時代から意識しておくのがオススメです。
特に、周囲の先輩や先生が優れていればいるほど、言われるがまま研究を進めてしまい、自分で考えることが減りがちなので、要注意です。
2. パソコンのショートカットキーの使いこなし
WindowsやMicrosoft Officeのショートカットキーを覚えて、使いこなせるようになっておきましょう。
ショートカットキーを覚えて、いちいちマウスを動かさなくてすむようになると、データ整理や資料作りがかなり捗ります。
そうして時間を浮かせられれば、別のことができますよ。新しいことを学んでも良し。遊んでも良し。休んでも良し。
3. 効率·生産性という視点
大学の研究室では、良い実験結果を出すために、夜遅くまで残って、たくさん実験をする、ということがよくあると思います。私もそうでした。
そのようにして、研究室での生活にどっぷり浸かるのも良いですが、一旦視点を変えて、もっと短い時間で、同じ結果を出すには、どうすれば良いかを考えた方が良かったなと思っています。
何故なら、メーカー研究員になると、実験に割ける時間が少なくなるためです。
メーカー研究員には、実験以外にも、こなすべきタスクがたくさんあります。特許出願、製造への対応、お客さんへの対応などなど。
また、社会人として生活する上では、プライベートも大事です。自分の身の回りのことは勿論、将来を見据えた自己啓発も必要です。
限られた時間で成果を出すにはどうするかを考え、工夫しなくてはいけません。
そのためには、本来の目的が何かを常に意識することが第一歩だと思います。目的は成果を出すことで、実験や仕事はその手段ではないでしょうか。
参考になれば幸いです。