メーカー技術者の頭の中

メーカー技術者mが日々考えていることを綴ります

習うより慣れた後

諺にもある「習うより慣れろ」、
私自身、勉強、研究、仕事、武道、習い事、何事においても、その通りと感じ、実践してきました。
(理系でありながら、教えを理解するのは諦めて、見よう見まねでやってみるという、典型的な感覚派だからかもしれません、苦笑)

一方で、慣れた後、習ったことを活かし、成果を上げていくには、何をすれば良いのでしょうか。
習ったことを繰り返し続ければ良いのでしょうか。

勿論、頑張って、同じことを何度も繰り返し、定着させることは大事です。
ただ、ここで一旦立ち止まって、繰り返しを止め、習ったことを一通り眺めてみては如何でしょうか。

一歩引いて、細かいことにはこだわらず、全体を俯瞰し、
教えを一言で言うと何なのか、
別の何かとの共通点はないか、
どこか他のところにも応用できないか、などと、
色々な視点で考えを巡らせてみることです。

教えを改めて学び、自分なりに体系化すること、ともいうべきかもしれません。
今までとは、少し違った角度から眺められると、より効果的です。

このようにして俯瞰することが、その教えに対する理解を、自分なりに深めることに繋がります。
特に、教えを一言で言い表す、言わば、教えの本質をつかめれば、
今までの何倍もその教えを上手く使いこなせるようになるでしょう。
このことが、成果を上げることに繋がります。

この俯瞰の注意点は、あくまでふわーっとした感じで、根詰めずに行うことです。
隙間時間に、お茶でも飲みながら、一息つきながら、行うイメージです。

繰り返して頑張るのと同じくらい、立ち止まって一歩引いて眺めることも大事です。
頑張り一辺倒ではなく、気楽に、バランス良く行きましょう。