研究でも仕事でも、スポーツや音楽といった芸事でも、
目標を達成するためには、正しく努力することが何より大事だと思います。
目標を定めた後、どういう方法で頑張れば、最短で目標を達成できるのか、つまり、「正しいやり方」というものを、よく考えるべきだと思います。
これは、頑張り始める前にやるべきことですが、
頑張りながらも、正しいやり方で取り組めているのか、逐一確認し、正しくなければ早めに軌道修正していくことがポイントだと思います。
頑張ることそのものよりも、大事かもしれません。
何故なら、時間も労力も限られている中では、
方向を間違えて頑張ることほど、無駄なことはないためです。
正しいやり方は、次の方法で知ることができると思います。
・その分野の理論や先人の経験知から学ぶこと
・できれば、それらを正しく教えて下さる師の指導を、継続して受けること
一方、正しいやり方で取り組めているかを逐一確認し、場合に応じて軌道修正することは、自分自身で心がけて行うしかありません。
真面目で、努力の得意な人ほど、成果が上がらなくとも、最初に決めた方法で頑張ってしまうものですが、
頑張ろうとする気持ちを一旦抑えて、現状を確認してみては如何でしょうか。
既に十分頑張っているのですから、「成果が上がらないのは自分の頑張りが足りないから」ではないはずです。
私は学生時代、弓道部に所属し、授業の時間以外は稽古に励んでいました。
周りの人の2倍も3倍も稽古をしていることを、自他ともに認めていましたが、全く上達せず、毎日毎日悔しい思いをしていました。
今思うと、努力の方向を間違えていた以外の理由は出てきませんが、当時はまだまだ稽古が足りないと、自分に鞭を打っては、正しくない方向に努力するという悪循環そのものでした。
当時は、努力=量×質ということに気付いておらず、量を減らすことは努力を減らすこと、あるまじきこと、と、思っていたのでしょう。
今その時に戻れて、もう少し違う形で取り組めたら、、、と、色々と思うところはありますが、人生経験として、今に活かして行きたいと思います。
自戒の念を込めて。